いつも尽くしてもらってばかり。

たまには、私から愛情を示さなきゃね。


『明日何時に駅に着く?
迎えに行くから。』



送信。



返信がもどかしくてたまらない。
のにこういう時に限って遅いもの。


返信を待っている間にいつの間にか私は眠りに着いていた。




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次に意識が戻った時に聴こえてきたのは、また蝉の声。


時計を見ると、もう9時。


「メール」


気づいてみてみると、調度眠りに着いた頃に返信が来ていたようだ。


『3時に最寄り。
お土産買って行くな』


「…うふふ」

これって迎えに行っていいってことだよね。

一日ぶりなのに、会えることが嬉しい。


今日は、とびきりおしゃれして行こう。




end*