美沙side

窓から暖かい春の日差しが差し込む。ベットでぐっすり寝ていた私は目を覚ました。
しばらく天井とにらめっこをしていた私は、ふと枕元の時計に視線を移した。
現在の時刻8時…えっ!?8時!?見間違いだと思った私は目をこする。しかし、やはり8時。
「うそおぉぉぉぉぉー‼︎⁇」
今までの人生、こんな大きな声は出したことがない。
急いで朝食を済ませた私は、時間をかけて着替えを始めた。

制服をきっちり着て、スカートはひざ下10cm、くるぶしまでのくつ下をはく。そして、黒ぶちメガネにみつあみ。まるで地味子の代表のような私、藤田美沙。
今日から憧れの高校生です‼︎