そして監督の印象は、一変。
撮影に入ると。
まるで別人に変わった用にまじめな
監督。



『ゴメンね…』



「ボーットしてんじゃネェ……ョ…」



俺等は、台本の台詞の言葉を言いながら
役を演じる。


俺は、頑張っている積りなのだが…



『カット カット、カット
駄目駄目駄目、紅槻クン!?
もっと、怖さでして!?』



ハッ?
俺一応、精一杯なんですけど。




『じゃぁもう一度
1、2、3…スタート』



バタン…



『ごめんね』


「ボーットしてんじゃネェ!?…ョ…」



「まぁ良いや 許す じゃッ」



っと最後の台詞を言い
俺は、ゆっくり歩き出す。



『はい!? カット ちょっとよくなったわね
じゃぁもう一度』









『1、2,3      スタート』