『紅槻の自由さに憧れたんだ
でさ…仕事の終わった後に疲れててさ…
甘いものを食べると元気でるってよく言うじゃん?
だから本当かな? って思ってケーキ屋に入ったの
それで食べたら元気でてきて
<やるぞー>って言う気持ちになって』



っと笑顔で語る壱碕。
何だかその壱碕は、輝いて見えた。



「壱碕…この前さ…盗み聞きしちゃってさ
本当は、聞くつもりなかったんだけどさッ

お前って”女”なの?」



っと突然聞く俺。



『うん…』


っと小さな声で囁く壱碕



「っそ…だからやめんの?
アイドル」