そして…夕方になり
もう…どうでもよくなったので
事務所に戻った。



本当は、どうでも良くない
壱碕とずっと組んでいたい。



だけど…無理なんだな。


そして社長の部屋に入ろうとしてノックをしようとしたとき



『今まで良く隠してこれたな』


『いいえ…山田さんのお陰です』



ん? 何の会話?
何が隠してこれたんだ?



『始めお前が”女”って知ったとき
私、結構怒ったな』



壱碕が”女”?



『はい…今では、いい思い出です』



おい!?
本当なのかよ?


なぁ