「とにかく!俺はこいつとは幼馴染みなの‼︎ それ以上なんかマジでありえないし。」

洸が一生懸命に言うから、なんかムカついた。


「私だって…‼︎ あんたの浮気相手なんかになりたくないわ‼︎ 」


「はいはい、2人ともここ電車だから、もうやめようね〜」


2人で睨み合ってると、また竜樹くんが仲介してくれた。

なんていい奴。


そうして、私と洸はその後電車を降りて改札を出て別れる時も口を聞かなかった。

まぁ、よくあることなんだけど。



…にしても、やっぱり、洸のニヤニヤする意味ってなんだろう。
私はボンヤリと考えながら通学路を歩いた。