―なんか、ほんとにやっていけるのかな…?
不安がずっと頭の中を過(よ)ぎっていく。
入学式が始まった。
各組2列で、合計14列のイスが並んでいる。
私の出席番号は13番。すなわち、前から13番目に座る。
右隣の人は、私とは違う学校の男子、村木直也(むらきなおや)。
「あー、めんどくせぇー…」
式の最中、隣の村木が、ぼそっとつぶやく。
そうだよね、と共感できる。
入学式なんて、正直言うとただの面倒な式にしかすぎない。
でも、この長い入学式には、
私も知らない事実が隠れていた―
入学式が終わった。
大量の教科書。
大量のプリント。
机の上は、もうそれらで埋め尽くされている。
入学式が終われば、もう家に帰宅しても良しだった。
みんな、重そうなバッグを提げて教室へ出る。
当然、その中に野々村君もいた。
廊下で笑いながら歩く姿。
私は、その姿をぼーっと眺めていた。
不安がずっと頭の中を過(よ)ぎっていく。
入学式が始まった。
各組2列で、合計14列のイスが並んでいる。
私の出席番号は13番。すなわち、前から13番目に座る。
右隣の人は、私とは違う学校の男子、村木直也(むらきなおや)。
「あー、めんどくせぇー…」
式の最中、隣の村木が、ぼそっとつぶやく。
そうだよね、と共感できる。
入学式なんて、正直言うとただの面倒な式にしかすぎない。
でも、この長い入学式には、
私も知らない事実が隠れていた―
入学式が終わった。
大量の教科書。
大量のプリント。
机の上は、もうそれらで埋め尽くされている。
入学式が終われば、もう家に帰宅しても良しだった。
みんな、重そうなバッグを提げて教室へ出る。
当然、その中に野々村君もいた。
廊下で笑いながら歩く姿。
私は、その姿をぼーっと眺めていた。