「キャー！あたし○○君と同じクラス！」

「えーウソー？！マジでー？！」


「ねぇねぇ、あのコカッコよくない～！？」

「同じクラスになれたらいいのにー！」

こんな中から、友達をつくれるのかな…
という不安と共に一歩踏み出す。


私はクラスを確認しようと、掲示板の場所へ行った。
そこには小学校での友達、河田光希（かわたみき）がいた。
よく、名前は『みつき』と間違えられるらしい…

「光希ー！」

「おー千沙ちゃん！久しぶりだねぇー↑」

そうだ、卒業式以来、顔を合わせていなかった。
なんか少しだけ喜びを感じた。

「千沙、制服似合うじゃん～！」

制服は黒か紺あたりの色のセーラー服。
そこに緑のネクタイがついている。
プリーツスカートもセーラー服と同じ色。
膝が隠れるくらいまである、結構長いと思う。

でも、私はスカートをはいたことが無い。
小学校の頃はいつもジーンズだった。
それで光希にそう言われてちょっと嬉しかった気もする。