小鳥の囀り(さえずり)が聞こえる。
朝だ。
家に帰ってから以来、ずっと寝ていたんだ。

時間は朝の6時。
1階で母が朝ごはんを作っている音がする。
時間には余裕があるから…

何しよう…

―そういえば、入学式のとき、校長が『しおりは必ず目を通しておくように』って言ってたっけ。

記憶力があまり無い私でも、何故か覚えていた。


しおりの表紙をめくる。
そこには、入学生全員の名前が載っていた。

野々村の名前も…
光希や他の知り合い、仲良しだった子も…
もちろん、私も…

入学生は224人。

「あれ…?」

名前をひとつひとつ見ると、思いもよらない人の名前があった。