チリリリリリリ…チリリ……

バンｯｯ!!!

「んー？」

なかなか開かない目をこすりながらあくびを一つ。私、高津小姫はいつもどおりの朝を迎えた。


「ふぁーあ…、それにしても久しぶりに昔
　の夢見たなぁ。あれ、何を約束したんだっけ、忘れちゃったなぁ。」



机の上のオルゴールが目に入る、昔幼なじみと約束した時のものだ、今は古すぎて蓋が開かなくなってしまい長い間オルゴールは聞いてない。
すると下からお母さんのいつもの言葉が聞こえる




「小姫ー？早くご飯食べなさい！遅刻する　わよー!!」


「はぁーい！」


急いで階段を降りて、身支度を始める。
服を着替え、茶色で腰まである髪を頭の上でお団子にしていると、玄関の方から声が聞こえた