その夜、私はかなしばりにあった。
ただのかなしばりかもしれない・・・・・

声も出せない、体も動かせない―――――。
どうすればいいのか分からない――――――。

パッ

「はぁはぁはぁはぁ・・・・・電気がついてよかった」

ブチ

きえた・・・・・・・・・
!またかなしばりだっ・・・・動けないっ

『裕香・・・・あなたはあのうわさを信じなかったわね???』

うっ・・・・・

『言わなくっても分かるわよ?だって、このうわさ――――』

なにっ・・・・・・・かなしばりにあったら死ぬは知ってるけど・・・

『信じない人が死ぬってうわさがあったもの』
えっ!?しらないよ・・・そんなの・・・・・
でも、かなしばりにあって幽霊が出てきてるって事は半分死にかけてる・・・・

『さぁ・・・・・、死への世界へ案内してあげるわ・・・・!』