「そうやって、自然に触れたい、近づきたいなんて思うのは、上条の事が引っかかって気になってるからでしょう?」

何も言えなかった。

今まで、自分の中で否定し続けてきた事。


深呼吸をしてから藍ちゃんは言った。

「美桜。もう忘れようよ。もう、私達の前にはいないの。戻ってこないの。」