第1章 日常

私はいつものように高校へ向かいながら
いつものように心の中で愚痴をこぼす

通学時間電車含めて1時間半とかバ
カじゃないの!?

まあそんな高校を選んだ自分がわるいのだけど

この高校に入ってもう半年

私以外同じ中学の人は1人しかいなかった
嫌いな人と同じ高校もイヤだけど
初対面の人と関わるのが苦手な私にとってはこの環境はキツかった
しかも唯一同じ高校のそいつは男子で中学でも1回も話したことのないやつだ

人に合わせることはできるがそんなのストレスでしかない
だから気の合う友達ができたときはほんとにうれしかった
それに高校にもだいぶ慣れてきた