中学2年の春。


やっと学校にも慣れてきて、友達との仲も深くなって、部活の活躍の場が増えてきた頃。


ただ今あたしはクラス表を眺めてため息をついています。


「なんでまた翔吾と同じクラスなのよー。」


「俺だって好きで夏希と11年間も同じクラスやってるわけじゃねぇよ。」