「…あ、愛…蘭ぁ。
ぐすっ。



あたしね、怖かった。

久しぶりに会った雅が昔と変わってて。


叶人のこと忘れたんじゃないのかな、って。あたしたちは4人じゃなくて5人なんだよって事も。」



「璃莉華…。ごめんね。


忘れてないけど前と変わったのは事実だと思う。

前は叶人を思い出すたびに泣いてたけど今は泣かなくなった。」



「雅はずっとあいつしか見てなかったもんな。俺と一緒にいても。」



「結局、あたしの恋は悲しい形で終わったけどね。でも隼人には感謝してる。

隼人がいなかったら立ち直れてなかったと思うし。」