「なんだっていいでしょ? 1人であんな広い部屋使えていいじゃない。」 「…人の気も知らないで。」 ドサッとシングルベットに倒され、あたしの上に蓮が覆いかぶさる。 えっ、これは少女漫画的シチュエーションですか!? 「俺がどんだけ寂しかったか…。」 ぎゅっと抱きしめられる。 …近いです。 抱きしめてくる蓮の体はかすかに震えていて。 嘘じゃないんだと分かる。 1人で妄想するのはやめよう。笑