「スクープ」
「え?」
「スクープ出るなら城岡とがいいんでしょ。」
「そんなっ…」
「そんなことない、なんて言えないくせに」
あたしの顎をクイッとあげる。
「俺、欲しいものは手にしたい主義なんだ。相手が自分の事好きじゃなくてもね。」
「…悲しくないですか??」
「愛されなくていいんだよ。
愛したいだけ。だからさ、俺に愛されない??」
「遠慮しますっ」
ドンッと突き放し猛ダッシュで部屋を出る。
「チッ…。なんで城岡が好きなんだよ…。」
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