「颯佑、なんか食べる?」


「…冷蔵庫、何も入ってない」


「えっ!じゃあ買ってこないとね」


わたしは冷蔵庫を見て本当に何もないのを確認してカバンを持つ。


ソファに座った颯佑はそんなわたしを見ていた。


「颯佑は家で留守番ね」


「…ん」


こうやって話せてること自体少し嬉しいけど。


わたしはお財布が入ってるのを確認して玄関に行く。


靴を履いて少し急ぎ目に家を出た。