「はぁ……はぁ……はぁー!疲れた〜」
「お前足早いな」
「嫌味にしか聞こえないんだけど」
陸逃げ足超速かった
チーターかよみたいな。
いや結構まじで思ったから。
「朝から仲いいね〜」
「まぁな」
「あら、珍しく陸が素直だわ」
翔瑠君何キャラだよ。
「おはよー翔瑠君」
「…………ええええーーー!!珠々ちゃんが俺に挨拶!!!??」
「翔瑠うっせーよ、失礼だろうが」
ほんとだよ。
あたしだって人間さ
挨拶くらいするわい。
「今日はなんて輝かしい日なんだ!」
何だコイツ、おかしいでしょ。
「翔瑠ー、あんさ、空気読んで?」
「え、あ、輝かしいとか言うなと?」
「俺はお前が何言おうがどーーーーーでもいいんだけど、二人きりで話して~の」
どーーーーーでもいい、強調しすぎ。
「え、俺と二人で!?」
「はぁ?誰がしゃべるか!珠々とに決まってんだろ」
「えええーー!!まさか、二人………」
「付き合ってるよ」
「ふぉぉぉぉーーー!」
その言葉待ってましたとでも言うように、翔瑠君は叫びながら廊下に消えてった。