「そちらは?」
その女の人はあたしを見た。
「あっ、二葉珠々です…」
「珠々ちゃんかー!かわいい名前!私は、豊留美麗。よろしくね?」
そう言った美麗さんはとても綺麗だった。
背はスラッとしてて、大人な格好で、明るくて…。
「よろしくお願いします…」
「堅苦しーよ、珠々ちゃん!…あれ?陸は何歳だっけ?」
「15歳。珠々もそんくらい」
「そーだったっけ。あ、私は18歳。だからって何でもないけどねっ」
と言って美麗さんは笑った。
なんか…
眩しいね…。
綺麗なのに、飾ってなくて気さくな人で…。
こういう人がモテるんだろうなって思った。
陸は……
どうなのかな?