「ん、おいナギ」




「え?」





ふいにリンが私の髪を

大きな手で優しく触る





「髪が乱れてる。

…よし、直った」





「ありがとう…ござい…「もう敬語はいい」





「いいの…?」




「お前だけ特別にな」





と言って、リンは私に微笑みかける