ドクンドクン。 さっきから心臓がうるさい。 少し菜々の前に出て歩いてた。 なんだ、全くお化けなんて出ないじゃん!! ヨッシー!! 俺は心の中でガッポーズをした。 そんな、翔太の背後には髪の長い女の人が。 菜々は気づいていたけど驚かない。 「翔太、お化け怖くないの?」 俺は振り返った。