そしてわたしたち三人と、一磨くんの友達の西山秋良くんで、たわいのない会話を弾ませる。

奈々は他校の好きな人の話を延々と語るし、あっきー(秋良くん)は音楽の話を延々とする。

その話を楽しそうに聞く一磨くんが可愛くてしょうがない。



ちらっとたまに横を見たりして、一磨くんの顔を伺う。

ばれないようにサッと前を向いたりして
それはもう心臓ドキドキ。



そんなわたしを見て奈々はニヤニヤ。


仕方ない仕方ない。
だって好きなんだもん。