「聞いて欲しい。俺の話聞いてよ。」

少し困った顔をした葉兄ちゃん。


「俺さぁ、記憶喪失になったんだ。
もしかしたら、華恋の言ってる記憶は
その前のことかもしれない。
俺の記憶は小5のころになくなった。
親に捨てられたショックで。
まぁ、おじさんが言ってたからほんとのことは
よくわからない。」