「…まぁ、あんたも黒いけどね。少なくとも、颯太君と張り合えるくらいに。」

『一緒にしないでもらえるかな?』


とっても笑顔で言ってやったら、さすがの楓さんも黙ってくれた。



っち。せっかくの宿泊研修が散々だわ。

………まぁ、少しも楽しくなかった。なんてことは、ないけどね。



こうして、平穏とは言えないけど、波乱万丈の宿泊研修は、幕を閉じた。