急に出した大声に、颯太君は驚いて力を抜いた。

その隙に、颯太君から離れて叫ぶ。


『そーだよ!いつもの私は作った性格!これで満足!?ってゆーか、本当最低。マジ意味わかんないから!!』


もー。意味わかんない。最悪。

颯太君、優しくて、いい人だなって思ってたのに!!!

…さっき、優しいなって改めて感じた私の感情はなんだったのさ!!!


「……は…あははは!!!ここまでの人かぁー。いつもの結菜ちゃんと違いすぎてなんか、笑えるねー。」

『はいはい。そーですね。』


ばれてしまったなら仕方ない。
私は開き直ることにした。