私の反応を見て、くすっと笑いながら、颯太君は続ける。


「あ、俺が脅かしたときも。あーゆうの見てたら、やっぱいつもの結菜ちゃんは別人なんだなぁー。ってさ?」

『……あぁっ…も、…やめってよ…。』


ゆっくり、ゆっくりと動く颯太君の手。


そして、颯太君の顔が近づいてきたと思うと、私の耳を噛んだ。


…も、もう無理っ!!!!



『……ふざけんなっ!!!』