その状態のまま、颯太は口を開いた。
「……俺は…お前から離れようと、頑張ったのに。
そばにいたら、お前が苦しむこと分かってたから…頑張ったのに
…ずっと、苦しかった
…お前がっ……結菜が…いないと苦しかった」
声が途切れ途切れになるところをみると多分泣いてるんだと思う。
声も、すごい涙声になってるから。
「……別れを告げるときも、本当に嫌だった
…平然を保つのに必死だった……
それでも、頑張って……
忘れようと努力してて……
…お前の思い詰めた顔見るの、本当に辛かったし、抱きしめたかった…」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…