『あーー!よく寝たぁ。』
「…んとに、寝過ぎなんだよ…。」
『は?大和だって寝て…た…颯太君?』
「…は?て、あ、本当だ。」
適当に話しながら、私たちは颯太君の前に姿を表した。
「…お、おぅ。久々だな。」
そんなことを言いながら、さりげに屋上のドアへと向かって行く颯太君。
逃げる気だな!!
「…颯太。まてよ…。ちょっと話そうぜ。教室でも全然話せねぇし。いいだろ。久々なんだから。」
そんな颯太君を大和が引き止める。
「…い、いや。俺は……。」
『ん、そっか。じゃ、私は先行くね?男同士でごゆっくりーー。』
半ば強引に…だけど、颯太君と大和を話させることに成功!!
で、私は屋上を出て、教室へと走った。