『はい、準備が整いましたね。それでは1年生対決から入ります。現在紅軍が1位。2位が僅差で白軍。そして、3位が青軍です。』


ざわざわと声が聞こえてくる。
紅軍の喜ぶ声、白軍の闘志。

そんな明るい声に混じって聞こえるのはやっぱり青軍の怒声が混じった暗い声。


『青軍のみなさんにとっては、紅軍・白軍に追いつく大チャンスですね。』


私が前向きになってほしいと思って言った言葉は、逆にプレッシャーを与えてしまったらしい。

1年は、みんなして渋い顔をしていた。


未だに3年怖いし。

盛り上げて行く感じの3年いないのかよって感じ。