…でもごめん。私も限界があるの。
私…関係ない人にあーだこーだ口出されるの大っ嫌いなんだよね。
「ねぇ、結菜ちゃんってばーー!」
ーーーーっ。ごめんね?
『…ちょっと、静かにしてもらえないかな。』
「…え?ゆ、結菜ちゃん?」
『耳元で騒がれるとうるさいんだって。ていうか、そんな噂話もさ。私は確かに関係者かもしれないけど、あなたたちは完璧に部外者だから。ぎゃーぎゃー騒がれても迷わ……
「わーごめんね。今結菜体育祭出来なくてイライラしてるみたいで。気にしないで?」
いきなり口を塞がれたと思うと、勝手なことをペラペラと言われた。
「…あ。え。う…ん。」
「……わた、したちも。ちょっと騒ぎすぎ…たよね?。ごめんごめん。」
そう言って、さっきまでうるさかった女子は戸惑いがちに放送室を出ていった。