「…私も、そうしたいと思う。なんか最近ごちゃごちゃして、結菜ちゃんがいないときにも、女子の仲が悪かったりしたの。その状況、なんかやだなって思ってて。だから、結菜ちゃん、改めてよろしくお願いします。」
近くにいた女子の１人が、控えめに、でもはっきりと言った。
「えっと、私も…同意見かな。」
「クラスみんなで仲良くしたいよね！」
「俺らもさ、そう思ってたんだよ。でも、男子が女子の問題に口出しすんのもなーとか思ってて。なぁ？」
「そうそう。ごたごた止められなくてごめんな。」
「私、あのとき…女子の大群の中にいて。結菜ちゃん、本当ごめん！！」
「…私も…。なんか、やめようよって言う勇気なくって…ごめんなさい…。」
最初の女子に続いて、みんな口々に賛成してくれた。
