『いや、うん。そんなのは、全然良いんだけどね…。うーん。うん。おめでと!楽しんでおいで!』 「ん!さんきゅーね!結菜!」 そんな笑顔で、お礼言われたら、もうなにも言えないしね。 ただえさえレアな、楓の笑顔なんだから。 ってことで、その日は、それだけ話して電話を切った。