「あら、おかえりー。どうだったー?」

『うん。活躍してたよ。』


お母さんの言葉に応えながらも、足を止めることなく進む。



ーバタン…

自分の部屋のドアを閉め、ベットに寝転んだ。

近くにあったでっかいクマの縫いぐるみを抱える。



『…もぅ…。』


ぶつぶつ言いながら、考えているのは颯太君のこと。

意地悪だったり、素で優しくなったり。
ほんとわけわかんない。