ある日の昼下がり。



くろ、私の最愛の恋人が
突然立ち上がった。



そしてバタバタと寝室に入っていくと
ガサガサと音を立て、何かをサイドテーブルから出している様子。


戻ってくるくろの手にやはり何か
持っている。

紙...?

そして誰もが見惚れるであろう笑顔で
こう言った。






「旅行、いこー?」