入学式から帰って来たら

早速、学級委員の仕事が舞い込んだ。

「学級委員の2人、出席簿を作ってくれるか?」


「分かりました〜!」


「放課後までに、もってくるように」


はぁ~もう、仕事出されたよ!

今日は、早く帰りたかったのに…

そんな時、横からイキナリ声がした。


「大変そうだな!学級委員って」


「え、あ〜うん。」
「てか、誰ですか?いきなり…」


「ごめん。自己紹介がまだだったな!」
「俺は、火宮 蘭(ヒノミヤ ラン)
 よろしくな!」


「私は、山下 楓です。宜しくお願いします」


何か、ちょっと怖いかも…


「ブハァっ””何で敬語になるの?」
「面白いな~楓って!」


か…楓””何でいきなり、呼び捨て?


「敬語じゃなくていいよ!
 俺も、蘭でいいから!」


「分かった…ひの…蘭くん」


急にあった人を名前で呼ぶなんて慣れてないよ。


「楓って、可愛いわ~✩」
「男慣れしてないって感じで…」


可愛いって言われた~✩


こんな私の何処が可愛いんだろう?



「じゃ!また明日な!楓」


「うん、バイバイ…蘭くん」


そういえば、彩ちゃん何処行ったんだろ?

辺りを見渡しても、いないし…

しかたない。1人でやるか〜。


筆箱を開けると1枚の紙が入ってた。

そこには…



「ごめん!楓!
 今日、用事あるから先帰るね。
 学級委員の仕事頑張ってね。バイバイ。」



なんだ~やっぱ、先にかえったんだ…