「俺は楓しか考えられないんだ…
 楓しか好きになれないんだ…」

「他の奴とは、比べ物にならない位…
 楓しか目に行かないんだ!」


どうして…そのまで嘘を言えるの?

本当の気持ちじゃないのに…

私、蘭の事好きじゃない…それは、蘭も私と同じ気持ち…


「もういいや…
 諦めるわよ。ここまで言われたら勝てる 気がしない…」


「ごめんな…好きになってくれてありがとうな」


彼女は、涙を堪えて屋上を後にした。