「それで、話って?」

「楓から昨日の事聞いた。
 俺には、運命の女が居るって言ったよ  な!楓が運命の女なんだ!」


そう言った顔は、凄く真剣な顔をしていて


自分まで、信じそうになった…


"運命の女"と言う言葉に



「楓には、手を出すな!
 俺の事は、諦めてくれ!」


江川さん、凄く悲しそうな顔をしてる…


「何で…何でこの女なの?
 私の何処が駄目なの?何処が違うの?」


今にも、泣きそうな顔で聞いてくる彼女を見て、胸がズキッと痛くなった…