つぎの日、ため息しか出なかった。

学校行ったら、蘭に言わないと…

昨日の事。江川さんのことを。

瞬にも、昨日の事謝らないと…

家を出たら、瞬が家の前で待ってた。


「おはよー瞬。昨日はごめんね」

「俺はいいから。楓、お前何かあったろ?」


気づいてる?昨日、何もないってmailしたのに…


「俺は分かるんだよ…元気がない事位
 だから、話せよ!」


話せないよ…話したくない…知られたくない


瞬だけには…


「本当、大丈夫だって(笑)
 何もないから、早く学校行こ!」


そう言って横切ろうとしたその時、

手を掴まれて、引っ張られた。


「何で、隠すんだよ…
 やっぱ、あいつにしか話せないのか?」


な、何?
私今、瞬に抱きしめられてる//////


「ちょ…瞬、離してよ/////」
「こんなところで、恥ずかしいから。」


すると、そっと離してくれた…



まだ、ドキドキが止まらない…
絶対今、顔赤いよね…
どうしよう…心臓がうるさい…


「わりぃ…お前には、火宮が居るもんな」
「迷惑だったな!」
「あいつに励まして貰えよ。」「じゃ!」


何も言えない私は、ただ瞬の後ろ姿をずっと見ていた。


何でだろ~✩


瞬に抱きしめられた時、そのまで嫌じゃなかった。


一瞬、泣きそうになった…


その後も、瞬の顔が頭から離れないで居た