昼休み…

私は、急いで屋上に向かっていた。


「ごめん。遅くなって…」


「俺も、今来た所だし…大丈夫だぜ!」


「そう?ならいいけど…
 話ってなに?」 


本題に入ったら、急に蘭くんは真面目な顔

をした。そして、突然頭を下げた。


「えっ!何?どうしたの?」



「いきなりで悪い…俺の彼女になって」


へぇ?言ってることがさっぱり分かんない
彼女?私が”””


「と言っても、彼女のフリをして欲しい」


フリって?何で私なの?


「いやだよ。何で彼女のフリをしまいなの?」
「意味が、分かんないよ…」


私、恋とか興味ないのに、出来る訳ない。

てか、したくない。


「頼む!楓しか頼めないんだ!」


「そう…言われても…
 じゃ~理由を聞かせてよ……。」


そう言うと、頭を上げて真剣な顔で言った。

その真剣な顔に、少し見とれた自分が存在した事は、内緒にした。

だって、蘭くんもイケメンだったから!


「俺さぁ~この前に告られたんだ。
 でも、興味ねぇ~から振ったんだけど
 そいつが、理由を聞かせろってうるさい から、つい言ったんだ!」



「な…何て?」


「俺には、運命の女がいるって!
 そいつしか、好きにならないって!」