俺は、まだ昨日言われた事が頭から

離れないでいた。

"幼馴染み"という言葉に…


「幼馴染みって何だよ…」


「俺は、楓の事をそんな風に見てない」


「女として見てるのに…」


「お前は、いつまで幼馴染み扱いするんだよ…」


その日の夜は、あんまり寝付けなかった…


次の日、楓に会いたくないから


遅く出たのに、ドアを開けたらそこには

楓が待っていた…


何で居るんだよ…
先行けば良かったのによ…


あいつは、笑顔で「おはよー!」と言って来たから、それが可愛く見えた。

でも、その挨拶だって…幼馴染みだから…


そう思うと、またへこむ自分がいる…


そんな時、あいつから言われた一言にビックリした…


《昨日、元気なかったから…》


気づいてたのか?俺が、元気ないの?

俺の事心配して、今日も待ってたのか?

優しすぎるだろ~✩

しかも、すごく心配してる顔で言ってくる。


はぁ~こんな顔されたら、元気で出ないはずない…嬉しすぎてヤバイ/////


そう思ったら、楓が俺の顔を見ようとしてきたから、急いで隠そうとして走った。


だって、俺今たぶん…すごい、喜んでる顔してるから…

ハズイじゃんか//////


あいつに、見られるのが恥ずかしくて

あいつを置いて先に学校に向かった。