だけど、ある日

「俺、明日帰らなきゃならないんだ…」

そう言った。

悲しそうに、言いにくそうに、どこか悔しそうに…

急ではない。突然でもない。

いつか帰っちゃうって分かってた。

いつか、さよならしなきゃいけないんだって思ってた。


それからすぐに、彼は帰っていった。

でも、すぐに再開するの。
同じ場所で。