「なんで…泣いてないの?悲しくないの? もしかして、美香がいなくなったことを嬉しいって、そう思ってるんじゃないの? なんで、美香だったのよ! なんで、美香じゃなきゃいけなかったのよ! あんたが、代わりに死んでたら… 美香は死んでなかったかもしれないのに! 自分の命を懸けてまで、美香を守ろうって考えなかったの?最低ね!」 冷たい目で、低い声で。 私を見てそういった。