「私には、双子の姉が"いたの"。」

いるの、ではなく"いたの"と言ったことに二人共疑問に思っているようだった。

「私は、その姉といつも比べられてた。
運動神経、頭の良さ、気が効く姉。顔も名前もにてるけど、それ以外は何もにているものはなかったの。」

そこまで話したとこで、浩多と優子ちゃんは涙目になっていた。

えっ!もう…?と思ったけど、嬉しいとも思った。

私のために泣いてくれる友達がいる。

それがどれだけ凄いことか前までの私は知らなかった。

だからこそ、二人に全てを話したいと思った。

そして、私は話を続けた。