次の日、私は空港で浩多の見送りをした。 さよならは言わない。 また、会えると信じてるから。 「またな、」 「うん。またね、」 浩多もさよならって言わなかった。 それだけのことが、すごく嬉しくて… でも、 浩多は、帰ってしまった。 だけど、再開するのは あまりに早かった。