「んだ、てめぇ。
おい美香、こいつ誰だよ?今すぐ追い出せ」
「……」
「 おい、」 腹の底から出てるドスの聞いた声。
怯えて何も言えない私とは違って、
「あのさぁ、こいつ、美香じゃねぇよ」
堂々としている浩多を、かっこいいと思った。
「は?……」
少し考える素振りを見せ、
ふ、と男の表情が緩まったと同時に、「すまねぇ」と謝ってきた。
いつの間にか横に居た優子ちゃんも、浩多も、もちろん私も。
その場に居た、男を除いた全員が、その行動に驚いていた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…