朝起きて重い体を起こしながら準備して久しぶりの学校へ向かった。 行きたい。 友達と会えなくて寂しい。 なんて私はこれっぽっちも思ってもなかった。 そもそも友達なんていない。いらない。 だけど、お母さんの発した言葉が今までのどの言葉より傷ついて、もう二度と聞きたくなかったから。 居場所のない私にとっての逃げ場は学校くらいしか思い付かなかったから。