手の包帯に、松葉杖。


「どうしたの!?」って駆け寄った。もちろん浩多も、


「あはは、ちょっとね…」

苦痛に顔を歪めながら、無理して笑う優子ちゃん。


その姿を見て、私は何故か涙が出てきた。