恐る恐る携帯を覗く優子ちゃん。 サァー。とみるみるうちに青くなる顔。 何かに怯えているように強ばっている顔。 「だ、大丈夫?」 思わず声をかけた。 「ご、ごめん!私帰るね」 と、急いで店を出ていった優子ちゃん。 私と浩多は、顔を見合わせ「大丈夫かな」と首をかしげた。