クラス替えで、清佳と同じクラスになれたものの、昼休みは独りだった。

今みたいに 胸が苦しくなった時に

君が来た。

独りの私に気付いてくれた。

最初は戸惑っていたが、今はすごく仲良くなれた気がする。

私は、隣に置かれたパンを見ると、頬が緩んだ。



ガチャリ



俊が帰ってきた。

「おっ。天気いいーーー」

「よし、じゃあここで いいか」

入って来たのは、知らない人だった。

男子二人が、屋上をウロウロする。

私は、そっと覗いた。

一人は茶髪、もう一人は黒髪だった。

あまり関わりたくない。

相手は私に気付いてないようだ。